トロントで仕事を探すときは、「どこで求人を見るか」だけでなく、応募前に何を確認するか、働き始めてからトラブルが起きたときにどこへ相談・申請するかを知っておくことが大切です。
特にワーホリ、留学生、初めて海外で働く人、日本語環境で仕事を探す人は、英語や法律に不安があることにつけ込まれやすい場合があります。
「チップがもらえない」「給料が少ない」「給与明細を渡されない」「セクハラを受けた」「断ったらシフトを減らされた」などは、我慢して終わらせる必要はありません。
泣き寝入りせず、記録を残し、必要な窓口に報告・申請することは、自分を守るだけでなく、同じ職場で働く次の被害者を減らすことにもつながります。
この記事は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。状況によって判断が変わるため、重要な判断は必ず公的機関、法律相談窓口、専門家に確認してください。
トロントで求人を探す前に決めておくこと
求人を見始める前に、まずは自分の条件を整理しておきましょう。
なんとなく応募を始めると、面接の段階で勤務時間が合わなかったり、通勤が難しかったり、ビザ条件に合っているか不安になったりすることがあります。
最低限、次の項目を決めておくと探しやすくなります。
- いつから働けるか
- 週に何日、何時間くらい働けるか
- 平日、週末、夜の勤務が可能か
- 通勤できるエリアはどこまでか
- 英語環境、日本語環境、どちらを優先するか
- 飲食、接客、オフィス、クリーニング、販売など、希望する職種
- 長期で働きたいのか、短期でもよいのか
- 学校や別の仕事とのスケジュールに無理がないか
- 給料、チップ、交通費、まかない、制服代などの条件を確認できるか
トロントはエリアによって通勤時間が大きく変わります。求人の住所だけでなく、TTCでの移動時間、夜遅い時間の帰宅方法、冬の通勤も考えておくと安心です。
レジュメとカバーレターを準備する
カナダで仕事を探す場合、多くの求人で英語レジュメが必要になります。
日本の履歴書とは形式が違うため、年齢、顔写真、性別、家族構成などは通常書きません。応募先や職種に合わせて、経験、スキル、勤務可能時間、連絡先を分かりやすくまとめることが大切です。
準備しておきたいものは次の通りです。
- 英語レジュメ
- 必要に応じたカバーレター
- 連絡が取れるメールアドレス
- カナダで使える電話番号
- 勤務可能な曜日と時間
- これまでの職歴やボランティア経験の説明
- Referenceを求められた場合に相談できる人
まだ英語に自信がない場合でも、レジュメは短く、読みやすく、事実ベースで書くことを意識しましょう。
SIN、ビザ、就労条件を確認する
カナダで働く場合、Social Insurance Number、いわゆるSINが必要です。SINは給料、税金、雇用手続きに関わる重要な番号です。
SINについては、必ず Government of Canada: Social Insurance Number または SIN申請ページ で最新情報を確認してください。
また、ワーホリ、学生ビザ、ワークパーミットなど、滞在資格によって働ける条件が異なります。就労可能かどうか、勤務時間に制限があるか、雇用主や職種に条件があるかは、必ず IRCC: Work in Canada temporarily や、自分の許可証に書かれている条件を確認してください。
注意したいのは、応募直後や面接前にSIN、パスポート、ビザ、銀行情報を急いで送るよう求められるケースです。雇用手続きで必要になることはありますが、提出タイミングや提出先に違和感がある場合は、会社名、店舗住所、担当者名、提出理由を確認しましょう。
SINの扱いについては Government of Canada: Protect your SIN も確認してください。
SIN申請の流れを日本語で確認したい場合は、カナダでSINを申請する前に知っておきたいことも参考にしてください。
トロントで求人を探す主な方法
トロントで仕事を探す方法はいくつかあります。それぞれにメリットと注意点があります。
1. 掲示板で探す
日本語掲示板や地域掲示板には、日本語対応の求人、飲食店、日系サービス、短期求人などが出ることがあります。
日本語で内容を確認しやすい一方で、投稿内容の正確性は自分でも確認する必要があります。仕事内容、給与、勤務時間、所在地、雇用主情報が曖昧な場合は、応募前に必ず質問しましょう。
81 Torontoでも求人カテゴリを用意しています。
2. 友人・知人の紹介
トロントでは、友人や学校の知り合いから仕事を紹介されることもあります。
紹介は安心感がありますが、条件確認を省略してよいわけではありません。友人からの紹介でも、雇用条件、勤務時間、給与の支払い方法、トレーニング期間、チップの扱いなどは自分で確認しましょう。
3. 店舗への直接応募
レストラン、カフェ、小売店などでは、店舗に直接レジュメを持っていく方法もあります。
忙しい時間帯を避け、短く丁寧に自己紹介できるようにしておくとよいです。オンライン応募が指定されている店舗もあるため、公式サイトや店頭の案内も確認しましょう。
4. Indeed、LinkedIn、Glassdoor、Canada Job Bankなどで探す
Indeed、LinkedIn、Glassdoor、Canada Job Bankなどの求人サイトもよく使われます。
特に Canada Job Bank はカナダ政府系の求人サービスです。求人サイトを使う場合も、掲載元、会社名、勤務地、応募先メール、仕事内容が自然かどうかを確認しましょう。
5. 学校・エージェント経由
語学学校、カレッジ、留学エージェントなどが求人情報やキャリアサポートを提供している場合もあります。
ただし、紹介された求人でも、最終的な応募判断は自分で行い、雇用条件は必ず確認してください。
2026年以降の求人掲載ルールで見るべきポイント
オンタリオ州では、2026年以降、一定の雇用主に対して求人掲載に関するルールが追加されています。
対象や例外がありますが、公開求人を見るときは次の点をチェックしましょう。
- 給与または給与レンジが書かれているか
- 給与レンジが不自然に広すぎないか
- 「Canadian experience required」など、カナダ経験を必須にしていないか
- AIを使って応募者を選考する場合、その記載があるか
- 実際に空きポジションがある求人なのか、将来の候補者集めなのか
- 面接後の連絡について説明があるか
詳しくは Ontario.ca: Requirements related to publicly advertised job postings を確認してください。
小規模なレストランや個人経営のお店など、すべての求人に同じルールがそのまま当てはまるとは限りません。ただし、給与や勤務条件が曖昧な求人は、応募前に確認することが大切です。
日本語求人と英語求人の違い
日本語求人は、仕事内容や応募条件を理解しやすく、初めての仕事探しでは安心感があります。日本食レストラン、日系サービス、留学生向けの仕事なども見つかることがあります。
一方で、日本語でやり取りできるからといって、条件確認を省いてよいわけではありません。
特に次のような言い方には注意してください。
- 「最初はトレーニングだから無給」
- 「チップは慣れてから」
- 「日本人スタッフはチップ対象外」
- 「給料明細は出していない」
- 「現金払いだから記録はいらない」
- 「嫌なら辞めればいい」
- 「通報したらビザに影響する」
- 「セクハラではなく冗談」
英語求人は選択肢が広く、ローカル環境で経験を積みたい人に向いています。ただし、応募数が多い求人では返信が来ないこともあります。
どちらが正解というより、自分の英語力、生活費、働ける時間、将来の目的に合わせて選びましょう。
応募前チェックリスト
求人に応募する前に、以下を確認しておきましょう。
- 会社名、店舗名、所在地が確認できる
- 仕事内容が具体的に書かれている
- 給与、勤務時間、雇用形態の説明がある
- チップの配分ルールが説明されている
- トレーニング期間の給与が説明されている
- 給料日、支払い方法、給与明細の有無が確認できる
- 応募先メールや連絡先が自然に見える
- 面接場所やオンライン面接の方法が明確
- SINや身分証の提出タイミングに違和感がない
- 先にお金を払うよう求められていない
- 自分のビザ・就労条件に合っているか確認した
- 最低賃金や雇用ルールを公式情報で確認した
- 不安な点を質問できる連絡先がある
少しでも不安がある場合は、急いで個人情報を送らず、公式サイト、店舗情報、口コミ、学校のサポート窓口、公的機関などを使って確認しましょう。
注意したい求人の特徴
すべての怪しい求人を見分けるのは簡単ではありません。ただし、次のような求人には注意が必要です。
求人だけでなく、掲示板投稿全体の見分け方は トロントで詐欺っぽい投稿を見分けるポイント もあわせて確認してください。
給与が不自然に高い
仕事内容が簡単そうなのに給与が極端に高い場合は、詳細をよく確認してください。
「誰でもすぐ高収入」「短時間で大きく稼げる」など、条件が良すぎる求人は慎重に見る必要があります。
詳細が曖昧
仕事内容、勤務地、会社名、勤務時間、給与、雇用形態が曖昧な求人は注意しましょう。
応募前に質問しても明確な回答がない場合は、無理に進めない方が安全です。
先にお金を求める
仕事を始める前に、登録料、研修費、制服代、紹介料、機材購入費などを急いで支払うよう求められる場合は注意してください。
すべてが問題とは限りませんが、理由や契約内容が不明なまま支払うのは避けましょう。
契約内容が口頭だけ
口頭だけで条件を説明され、給与や勤務時間の記録が残らない場合は、後でトラブルになることがあります。
少なくとも、勤務条件、給与、支払い日、トレーニング期間、チップや交通費の扱いなどは、メールやメッセージで残しておきましょう。
SINや身分証の提出を急がせる
SINや身分証は大切な個人情報です。
雇用手続きで必要になる場合はありますが、応募直後や面接前に急いで送るよう求められた場合は、提出理由、提出先、会社情報を確認してください。
給料・チップ・給与明細で必ず確認すること
オンタリオ州で働く場合、最低賃金、給料日、給与明細、チップ、残業代、祝日、休暇などにはルールがあります。
最新情報は必ず Ontario.ca: Your guide to the Employment Standards Act を確認してください。
最低賃金
オンタリオ州の最低賃金は変更されることがあります。2026年時点では、2026年10月1日に一般最低賃金が時給17.95ドルへ引き上げられる予定です。
最新の金額は必ず Ontario.ca: Minimum wage または Ontario Newsroom: Minimum wage updates で確認してください。
給与明細、Pay Stub、Pay Slip
雇用主は通常、給与日や支払い期間を決め、給料の支払いとあわせて給与明細を渡す必要があります。
給与明細には、働いた時間、賃金、控除、支払い額などを確認するための情報が含まれます。
「現金払いだから明細なし」「忙しいから後で」「うちは出していない」と言われた場合でも、記録を残し、必要であれば相談しましょう。
チップ、Tips、Gratuities
飲食店、カフェ、バーなどでは、チップの扱いがとても大切です。
オンタリオ州では、雇用主がチップや gratuities を不当に差し引いたり、勝手に取り上げたりすることには制限があります。ただし、チッププールなど、一定のルールでスタッフ間に分配される仕組みがある場合もあります。
応募前・勤務開始前に、次の点を確認しましょう。
- チップは誰が受け取れるのか
- キッチン、サーバー、ホスト、バッサーなどで配分はどう違うのか
- 現金チップとカードチップの扱い
- チップはいつ支払われるのか
- トレーニング期間中のチップはどうなるのか
- チップアウトの計算方法
- マイナスや破損、レジ不足をチップから引かれることがあるのか
「日本人スタッフだからチップなし」「新人だからずっとチップなし」「英語ができないからチップ対象外」など、国籍・人種・出身・性別などに関係する扱いをされた場合は、雇用基準だけでなく人権問題になる可能性もあります。
未払い賃金・チップ未払い・給与明細なしの相談先
給料、チップ、給与明細、最低賃金、残業代、祝日、休暇、解雇時の支払いなどの問題は、まず Employment Standards Act、ESA の問題として考えることが多いです。
よくあるトラブル例
- 働いた時間分の給料が支払われない
- トレーニングやトライアルとして働いたのに無給
- 給与明細を一度ももらっていない
- チップが支払われない
- 日本人スタッフだけチップ配分から外されている
- 現金手渡しで、勤務時間や控除の説明がない
- 最低賃金を下回っている
- 残業代が支払われない
- 退職後の最後の給料が支払われない
- 「通報したらシフトをなくす」と言われた
まず確認する公式ページ
電話で確認したい場合
Employment Standards Information Centre
- Toronto: 416-326-7160
- Ontario内 Toll-free: 1-800-531-5551
- TTY: 1-866-567-8893
英語が不安な場合でも、まずは「I need language assistance」や「I would like to ask about unpaid wages」と伝えてください。
ESA Claimの基本的な流れ
- 勤務先の名前、住所、担当者名を整理する
- 働いた日、時間、時給、チップ、支払われた金額を表にする
- シフト表、メッセージ、給与明細、銀行入金、現金封筒の写真などを保存する
- 可能であれば、雇用主に未払い内容をメッセージで確認する
- 解決しない場合、OntarioのeClaimから申請する
- 申請番号を保存する
- 追加情報を求められたら、記録を提出する
ESA関連の申請には期限があります。未払い賃金などは、時間が経つと申請できなくなる場合があるため、早めに確認してください。
レストランや職場でセクハラを受けたときの相談先
職場でのセクハラは、相手がオーナー、マネージャー、同僚、先輩、キッチンスタッフ、サーバー、常連客であっても、我慢する必要はありません。
「冗談」「海外では普通」「あなたが気にしすぎ」「日本人だから分からないだけ」と言われても、不快で怖いと感じたら記録を残してください。
セクハラになり得る例
- 体を触られる
- 腰、肩、髪、手などを不必要に触られる
- 性的な冗談を何度も言われる
- 見た目、体型、恋愛、性的経験についてしつこく聞かれる
- 断っているのに食事やデートに誘われ続ける
- シフト、昇給、チップ、採用と引き換えに性的な関係を求められる
- 性的な画像やメッセージを送られる
- 更衣室、トイレ、帰宅時などに待ち伏せされる
- 拒否した後にシフトを減らされる
- 相談した後に無視、降格、解雇、嫌がらせを受ける
すぐ危険な場合
身の危険がある、性暴力が起きた直後、相手が近くにいる、脅されている、帰宅できないなどの場合は、すぐに 911 に連絡してください。
すぐの危険ではないが、性的暴行・性犯罪として警察に相談したい場合は、Toronto Policeの案内を確認してください。
- Toronto Police: Reporting Sexual Assault
- Toronto Police: Sexual Assault Investigations
- Toronto Police non-emergency: 416-808-2222
性的暴行の通報は、通常のオンライン通報だけで完結しない場合があります。緊急時は911、緊急ではない場合はToronto Policeの案内に従ってください。
職場のセクハラ・安全衛生として申請する場合
オンタリオ州では、職場のハラスメントや職場の安全に関する問題として、Ministry of Labour, Immigration, Training and Skills Development に相談・苦情申請できる場合があります。
- Ontario.ca: Filing a workplace health and safety complaint
- File a workplace health and safety complaint form
- Health and Safety Contact Centre: 1-877-202-0008
- TTY: 1-855-653-9260
職場のハラスメントポリシーがない、報告しても調査されない、オーナーやマネージャーが加害者で報告できない、相談したらシフトを減らされた、などの場合は、早めに相談先へ連絡してください。
人権侵害として申立をする場合
性別、性的指向、ジェンダー、国籍、人種、出身、民族的背景などに関係する差別やハラスメントは、Human Rights Tribunal of Ontario、HRTO に申立できる場合があります。
HRTOの申立には期限があります。多くの場合、差別やハラスメントが起きた日、または一連の出来事の最後の日から1年以内が目安です。迷ったら早めに確認してください。
無料・低額の相談先
英語での申請や法律用語が不安な場合は、無料または低額の相談先に連絡してください。
- Human Rights Legal Support Centre
- HRLSC 電話: 416-597-4900
- HRLSC Toll-free: 1-866-625-5179
- TTY: 711
- Legal Aid Ontario: Legal Clinics
- Workers’ Action Centre
- Workers’ Rights Information Line: 1-855-531-0778
- Pro Bono Ontario
- Free Legal Advice Hotline: 1-855-255-7256
「被害届」はどこに出す?内容別の窓口
カナダでは、日本の「被害届」という言葉よりも、内容によって police report、claim、complaint、application などに分かれます。
給料・チップ・給与明細の問題
未払い賃金、チップ未払い、給与明細なし、最低賃金違反、残業代、休暇、祝日、解雇時の支払いなどは、Employment Standards Act の claim として申請できる場合があります。
申請先:
Ontario Employment Standards Claim / eClaim
職場のセクハラ・ハラスメント調査の問題
職場がハラスメントを調査しない、ポリシーがない、報告しても無視される、報復されるなどは、職場の安全衛生に関する complaint として相談できる場合があります。
申請先:
Ontario.ca: Filing a workplace health and safety complaint
差別・人権侵害・セクハラによる損害
性別、国籍、人種、出身、民族的背景、性的指向、ジェンダーなどに関係する差別やハラスメントは、Human Rights Tribunal of Ontario に application を出せる場合があります。
申請先:
Human Rights Tribunal of Ontario
無料相談:
Human Rights Legal Support Centre
性的暴行、脅迫、ストーカー、暴力など
身の危険がある場合は 911。
緊急ではないが警察に相談したい場合:
Toronto Police: Reporting Sexual Assault
Toronto Police non-emergency: 416-808-2222
求人詐欺、盗難、詐欺被害など
トロント市内で発生した一部の詐欺、盗難、被害については、Toronto Policeのオンラインレポートが使える場合があります。
Toronto Police: Online Reporting
ただし、緊急性がある場合や、暴力・性被害・身の危険がある場合はオンラインではなく 911 または警察の案内に従ってください。
被害にあったら最初に残す証拠
トラブルが起きたら、感情的に相手と戦う前に、まず記録を残してください。
給料・チップの証拠
- シフト表のスクリーンショット
- 出勤・退勤時間のメモ
- タイムカードやアプリの記録
- 給与明細
- 銀行入金の記録
- 現金封筒の写真
- チップ配分表
- メッセージ、メール、LINE、Instagram DM
- 求人投稿のスクリーンショット
- 雇用条件が分かるメッセージ
- 一緒に働いていた人の名前
セクハラ・ハラスメントの証拠
- いつ、どこで、誰が、何をしたかのメモ
- その場にいた人の名前
- メッセージや画像
- 防犯カメラがありそうな場所
- シフトを減らされた前後の記録
- 相談した相手、日時、内容
- 会社のハラスメントポリシー
- 退職や解雇に関するメッセージ
メモの書き方
スマホのメモでよいので、次の形で残しておきましょう。
日付:
時間:
場所:
相手:
何が起きたか:
自分はどう伝えたか:
相手の反応:
見ていた人:
証拠の有無:
記憶は時間が経つと曖昧になります。小さなことでも、その日のうちに書いておくことが大切です。
雇用主に確認するときの英語例文
安全に確認できる場合は、口頭ではなくメッセージで残しましょう。
給与明細をお願いする
Hi, could you please send me my pay stub for the last pay period? I would like to confirm my hours, rate of pay, deductions, and total payment. Thank you.
未払いの給料を確認する
Hi, I worked on [date] from [time] to [time], but I do not see this shift included in my payment. Could you please confirm when this will be paid?
チップの配分を確認する
Hi, could you please explain how tips are distributed, including cash tips, card tips, tip-out, and training shifts? I would like to understand the policy clearly.
セクハラを職場に報告する
Hi, I would like to report a workplace harassment concern. On [date], [person’s name] [briefly describe what happened]. This made me feel uncomfortable and unsafe. Please let me know the reporting process and how this will be investigated.
危険を感じる場合、相手がオーナーやマネージャーである場合、報告によって報復されそうな場合は、無理に本人へ連絡せず、外部窓口や法律相談先に相談してください。
報復された場合も記録する
給料やセクハラについて相談・申請した後に、次のようなことをされた場合は、報復の可能性があります。
- シフトを急に減らされた
- 解雇された
- 仕事を与えられなくなった
- 罰として嫌な業務だけを任された
- 店内で悪口を言われた
- 他のスタッフに無視するよう言われた
- ビザや学校に通報すると脅された
- SNSで晒すと脅された
オンタリオ州では、労働者が権利を確認したり、申請したり、ハラスメントを報告したりしたことを理由に、不利益な扱いをすることが問題になる場合があります。
報復された場合も、日時、内容、証拠を残して、相談先へ伝えましょう。
SNSでの告発は慎重に
被害にあうと、SNSで店名や個人名を出して告発したくなることがあります。
ただし、名誉毀損、個人情報、証拠保全、今後の申請への影響などのリスクもあります。怒りや悔しさがあるときほど、まずは証拠を保存し、公的機関、警察、法律相談、学校のサポート窓口などに相談してください。
自分を守るためにも、相手に消される前にスクリーンショットを取り、投稿より先に正式な相談・申請のルートを確認しましょう。
応募後にやること
応募した後は、どこに応募したかを記録しておくと管理しやすくなります。
おすすめは、簡単なメモを作ることです。
- 応募日
- 会社名・店舗名
- 求人を見つけた場所
- 応募方法
- 連絡先
- 面接日時
- 確認した条件
- 給与・チップ・給料日
- 気になる点
複数応募していると、どの求人から連絡が来たのか分からなくなることがあります。怪しい連絡を見分けるためにも、応募履歴は残しておきましょう。
81 Torontoの求人掲示板を使うときのポイント
81 Torontoの求人掲示板では、トロント周辺の日本語話者向け求人を探しやすくすることを目指しています。
ただし、掲示板の求人は、応募者自身でも条件確認を行うことが大切です。気になる投稿があれば、仕事内容、勤務時間、給与、所在地、雇用主情報、応募方法を確認してください。
求人を探す方はこちらから確認できます。
仕事探し前の生活準備も確認したい場合は、ワーホリでトロント到着後1週間にやること と カナダ生活を始める前に知っておきたいこと も参考になります。
投稿や応募の前には、以下も確認してください。
不適切な投稿、危険な求人、差別、セクハラを助長する内容、詐欺の疑いがある投稿を見つけた場合は、81 Torontoの通報機能を利用してください。
ただし、81 Torontoへの通報は、掲示板上の安全確認のためのものです。未払い賃金、セクハラ、暴力、詐欺などの被害については、必要に応じて公的機関、警察、法律相談窓口にも直接相談してください。
まとめ
トロントで求人を探すときは、求人サイトや掲示板を見る前に、自分の勤務条件、レジュメ、ビザ・就労条件を整理しておくことが大切です。
応募前には、仕事内容、勤務時間、給与、チップ、給料日、給与明細、トレーニング期間、雇用主情報を確認しましょう。
働き始めてから、給料が支払われない、チップがもらえない、給与明細が出ない、セクハラを受けた、報告したらシフトを減らされた、ということがあれば、我慢して終わらせる必要はありません。
記録を残し、必要な窓口に相談・申請してください。
あなたが声を上げることは、自分を守るだけでなく、同じ職場で働く次の人を守ることにもつながります。



