
トロントに着いた初日は、やることを増やしすぎない方が動きやすいです。
長時間フライトのあとに、銀行口座、SIN、家探し、携帯契約まで一気に進めようとすると、疲れた状態で大事な判断をすることになります。
まずは、次の4つだけを目標にしましょう。
- 連絡できる状態にする
- 宿泊先まで安全に移動する
- 明日から使う交通手段を整える
- 困ったときの連絡先を保存する
この4つができれば、到着初日はかなり落ち着きます。
空港に着いたら、まず通信を確保する

入国審査、荷物の受け取り、税関を抜けたら、最初にスマホを使える状態にします。
トロント・ピアソン空港では無料Wi-Fiが使えます。ネットワーク一覧から「Toronto Pearson Public Wi-Fi」を選び、利用規約に同意して接続する流れです。到着直後に家族へ連絡したり、地図アプリで宿泊先を確認したり、配車アプリを使ったりするには便利です。
ただし、空港Wi-Fiだけに頼ると、空港を出たあとに連絡できなくなることがあります。到着初日に必要なのは、完璧な携帯プランを選ぶことではなく、少なくとも数日間つながる状態にすることです。
短期滞在や到着直後だけなら、日本出発前にeSIMを準備しておくと楽です。到着後すぐに使えるため、空港でSIMカウンターを探す時間を減らせます。
ワーホリや長期留学の場合も、最初の数日だけeSIMでしのぎ、その後に携帯会社やプランを比べる方が落ち着いて選べます。
空港や市内で物理SIMを買う場合は、契約前に次の点を見ておくと後から困りにくいです。
- 月額かプリペイドか
- データ容量
- カナダ国内通話・SMSの有無
- 契約期間や解約条件
- 追加料金がかかる条件
- 本人確認に必要なID
到着初日は疲れているので、長期契約や高額プランをその場の勢いで決めない方が無難です。まずは「今日と明日、連絡と地図が使えるか」を優先しましょう。
SIMやeSIMを詳しく比較したい場合は、81 Torontoの【2026年版】トロントのSIMカード・eSIM完全ガイドもあわせて確認できます。
空港から市内へ移動する
ピアソン空港からトロント市内へ行く主な方法は、UP Express、TTC、ライドシェア、タクシーです。
どれを選ぶかは、宿泊先の場所、荷物の量、到着時間、疲れ具合で変わります。
早くdowntownに行きたいならUP Express

Union Station周辺、Financial District、King West、Queen West、Harbourfront方面に行くなら、UP Expressが分かりやすいです。
UP Expressは、ピアソン空港とUnion Stationを結ぶ空港鉄道です。公式案内では、Pearson AirportからUnion Stationまで約28分で移動できます。
荷物が多すぎない、宿泊先が地下鉄やストリートカーで行きやすい場所にある、渋滞を避けたい。そういう場合はUP Expressが使いやすいです。
UP Expressでは、PRESTO、クレジットカード、デビットカード、モバイルウォレット、チケットなどで支払えます。PearsonからUnionまでの大人片道運賃は、通常チケットとPRESTO利用で金額が違う場合があります。料金は変わることがあるため、乗車前に公式サイトで確認してください。
UP Expressでは、乗車時だけでなく降車時にも同じ支払い方法でタップする必要があります。PRESTOカード、デジタルPRESTO、クレジットカード、デビットカードを使う場合は、tap onとtap offを忘れないようにしましょう。
安く行きたいならTTC
時間に余裕があり、乗り換えに抵抗がなければTTCも選択肢です。TTCは、トロント市内の地下鉄、バス、ストリートカーを運行する公共交通です。
ピアソン空港からTTCを使う場合、代表的なのは900 Airport ExpressでKipling Stationへ向かい、そこから地下鉄に乗り換えるルートです。宿泊先によっては別のバスルートや乗り換えの方が合う場合もあります。
TTCでは、PRESTOカードだけでなく、クレジットカード、デビットカード、スマホのウォレット決済でも乗車できます。大人の1回乗車は、PRESTOやクレジット・デビット払いで同額に設定されています。
ただし、空港からTTCで市内へ行く場合は、バスと地下鉄の乗り換えが入ることがあります。スーツケースが大きい、夜遅い、到着直後で疲れている場合は、安さだけで選ばず、宿泊先までの動きやすさも見て決める方が楽です。
TTCとPRESTOの基本は、トロントのTTC・PRESTO完全ガイドでも整理しています。
荷物が多い・夜遅いならライドシェアやタクシー
スーツケースが2つ以上ある、到着が深夜に近い、宿泊先が駅から遠い場合は、UberやLyftなどのライドシェア、または空港タクシーを使う方が安心して動けることがあります。
ピアソン空港では、Uber、Lyft、Hoppなどのライドシェアが利用できます。ターミナルやサービス種別によって乗り場が分かれているため、アプリの表示だけでなく、空港内の「Ride App Pickup」案内も見ながら進むと迷いにくいです。
タクシーやリムジンを使う場合は、ターミナルのArrivals Levelにある指定乗り場から乗ります。知らない人から「タクシー?」と声をかけられても、その場でついて行かない方が安全です。
配車アプリなら、車種、ナンバー、ドライバー名をアプリ上で確認してから乗ります。タクシーを使う場合も、公式の乗り場から乗る方が落ち着いて移動できます。
PRESTOは到着初日にどうする?

PRESTOは、トロント周辺の公共交通で使える交通系カードです。TTCだけでなく、GO TransitやUP Expressなどでも使われます。
ピアソン空港では、UP ExpressのTicket Vending MachineなどでPRESTOカードを購入・チャージできる場所があります。
ただ、到着初日に必ず物理カードを買わないと動けないわけではありません。TTCでは、クレジットカード、デビットカード、スマホ決済でも乗車できます。PRESTOはApple WalletやGoogle Walletに入れて使う方法もあります。
到着初日の考え方は、次のように分けると分かりやすいです。
数日だけ滞在する人
クレジットカードやデビットカードのタッチ決済で十分な場合があります。毎回同じカードでタップすると、乗り換え時の扱いも分かりやすくなります。
ただし、1枚のカードを同時に複数人で使うことはできません。同行者がいる場合は、それぞれ別のカードや支払い方法を使います。
ワーホリ・留学でしばらく住む人
PRESTOカード、またはスマホ内のデジタルPRESTOを用意しておくと、日常的に使いやすいです。
学生割引や年齢別の運賃を使う場合は、条件や設定方法を後日あらためて確認しましょう。割引運賃は、支払い方法や本人確認の条件が決まっていることがあります。
UP Expressを使う人
UP Expressでは、PRESTO、クレジットカード、デビットカードなどで乗れますが、乗車時と降車時の両方で同じ支払い方法をタップします。
GO TransitやUP Expressでは、tap offを忘れると追加請求や最大運賃扱いになる場合があります。TTCだけを使う感覚とは少し違うので、空港からUP Expressに乗る人は特に注意しましょう。
TTCでは、最初にタップしてから2時間以内であれば、同じ支払い方法で乗り換えできる仕組みがあります。バス、地下鉄、ストリートカーを乗り継ぐときも、毎回同じカードまたは同じスマホ決済を使うのが基本です。
宿泊先へ向かう前に確認しておきたいこと
空港を出る前に、宿泊先までのルートを一度スクリーンショットで残しておくと安心です。通信が不安定になったり、スマホの充電が減ったりしても、住所と最寄り駅が見られます。
最低限、次の情報はスマホに保存しておきましょう。
- 宿泊先の住所
- チェックイン方法
- 建物の入口や部屋番号
- ホスト、学校、滞在先担当者の連絡先
- 到着が遅れる場合の連絡方法
- 最寄り駅やバス停
Airbnb、学生寮、ホームステイ、シェアハウスに直接向かう場合は、到着前に「何時までチェックインできるか」「鍵はどこで受け取るか」「深夜到着でも入れるか」をメッセージで残しておくと、現地で慌てにくいです。
到着初日は、知らない相手との契約、デポジットの送金、内見なしの即決はできるだけ避けた方が落ち着いて判断できます。部屋探しを始める場合は、トロントで部屋探しをする手順や詐欺っぽい投稿を見分けるポイントも確認しておくと安心です。
81 Torontoの部屋探し掲示板を見る場合も、掲載情報の正確性や取引・契約の安全性が保証されるわけではありません。住所、条件、支払い方法、相手の情報は自分でも確認してください。
到着初日に保存しておきたい緊急連絡先

緊急連絡先は、必要になってから探すと焦ります。空港Wi-Fiにつながっている間に、スマホの連絡先やメモアプリに入れておくと安心です。
命に関わる緊急時:911
警察、消防、救急が必要な緊急時は911です。事件、火事、急病、事故など、すぐに助けが必要な場合に使います。
医療緊急時、今まさに危険がある場合、犯罪が進行中の場合は、迷わず911を使います。
警察の非緊急連絡:416-808-2222 または携帯から *TPS(*877)
今すぐ危険が迫っているわけではない警察関連の相談や報告は、非緊急番号を使います。
たとえば、すでに終わった被害の報告、緊急ではない迷惑行為の相談、過去の被害について警察に連絡したい場合などです。
携帯からは *TPS(*877)、固定電話などからは416-808-2222が案内されています。緊急時はこの番号ではなく911です。
市のサービス:311
道路、ゴミ、騒音、公共施設など、市のサービスに関する問い合わせは311です。
トロント市内からは311、市外やつながらない場合は416-392-2489が案内されています。24時間対応で、電話通訳にも対応しています。
生活を始めた後、騒音、道路、ゴミ収集、公共サービスの問い合わせなどで使うことがあります。
急ぎではない健康相談:811
オンタリオ州では、急ぎではない健康相談や医療サービス探しに811を使えます。
医療緊急時は911ですが、すぐ救急車を呼ぶ状況ではない体調不良や、相談先を探したい場合には811が役立つことがあります。
811は医療機関そのものではなく、健康相談や情報案内の窓口です。症状が重い、命に関わる可能性がある、すぐに助けが必要な場合は911を使ってください。
在トロント日本国総領事館
パスポートの紛失、盗難、事件・事故に巻き込まれた場合など、日本人としての手続きが必要なときに確認する連絡先です。
在トロント日本国総領事館の所在地は、TD North TowerのSuite 3300です。電話番号は416-363-7038です。窓口時間や休館日は変わることがあるため、訪問前に公式サイトで確認してください。
到着初日は、ここまでできれば十分
初日は、スマホをつなぎ、宿泊先まで移動し、交通手段を整え、緊急連絡先を保存するところまでで十分です。
カナダの携帯プラン、銀行口座、SIN、学校や仕事の手続き、長期の部屋探しは、翌日以降に落ち着いて進めた方が判断しやすくなります。特に契約や支払いが関わるものは、疲れている日に急いで決めない方が後から困りにくいです。
到着後1週間の流れを確認したい場合は、ワーホリでトロント到着後1週間にやることも参考になります。
日本語で生活情報を確認しながら準備したい場合は、81 Toronto内のガイドや掲示板も選択肢の一つです。部屋探し、仕事探し、売買、イベント、生活サービスなどを見ながら、必要な情報を少しずつ整理できます。
ただし、81 Torontoの掲載情報の正確性や、取引・契約の安全性を保証するものではありません。気になる掲載がある場合は、相手の情報、条件、支払い内容、契約内容を自分でも確認し、不安な点があれば送金や契約の前に一度立ち止まって見直してください。
公式確認が必要な情報
料金、支払い方法、窓口時間、乗り場、サービス内容は変更されることがあります。実際に利用する前に、次の公式情報を確認してください。
ピアソン空港・空港移動
TTC・PRESTO
緊急連絡先・公的窓口
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この記事は、トロント到着初日の一般的な生活情報をまとめたものです。交通運賃、支払い方法、乗り場、連絡先、窓口時間、サービス内容は変更されることがあります。実際に利用する前に、必ず各公式サイトで最新情報を確認してください。緊急時や安全に関わる状況では、この記事ではなく911などの公的窓口の案内を優先してください。


