
トロントらしさを短い時間で感じたいなら、CNタワーや美術館だけでなく、移民コミュニティの歴史が残る文化地区を歩いてみるのがおすすめです。今回紹介するのは、Little Italy、Greektown、Chinatown、Koreatown。どれもTTCで行きやすく、食事、カフェ、買い物、街並みの雰囲気を半日から1日で楽しめるエリアです。
最初に知っておきたいのは、「文化地区」といっても観光用に作られたテーマパークではないということです。昔からのコミュニティ、個人経営の店、新しいバーやカフェ、学生や地元住民の生活が同じ通りに混ざっています。目的地を詰め込みすぎず、気になる店にふらっと入るくらいの余白を持つと、トロントの街歩きがぐっと面白くなります。
Little Italy|College Streetをゆっくり歩く
Little Italyは、College Streetを中心にした西側の定番エリアです。Bathurst Streetから西へ向かって歩くと、カフェ、レストラン、バー、ショップが並び、昼と夜で雰囲気が少し変わります。
昼に行くなら、エスプレッソやジェラート、軽いランチを挟みながら店先を眺めるのがちょうどいい流れです。観光名所を一つずつ回るというより、通りそのものを楽しむ場所です。夕方以降は飲食店が賑わい、友人との食事や週末の外出にも使いやすいエリアになります。
Little Italyは名前の通りイタリア系コミュニティの歴史を持つエリアですが、今はイタリア料理だけに限らず、多様な店が混ざっています。「昔からの雰囲気」と「今のトロントらしさ」が同じ通りに並んでいるのが魅力です。
Greektown|Danforth Avenueで食事と散歩を楽しむ
Greektownは、Danforth Avenue沿いに広がる東側の文化地区です。初めてなら、地下鉄Line 2のChester、Pape、Donlands周辺で降りて、Danforthを東西に歩くと雰囲気がつかみやすいです。
ギリシャ料理を目当てに行く人が多いエリアですが、実際にはギリシャ系の店だけでなく、エチオピア、トルコ、ペルシャ、レバノンなど、さまざまな食の選択肢があります。食事だけでなく、ライブ会場、レコード店、ベーカリーなどを組み合わせると、夕方から夜の散歩にも向いています。
Danforthは地下鉄沿いで移動しやすいため、ダウンタウンから少し外に出て「別のトロント」を見たい人にも歩きやすいエリアです。

Chinatown|SpadinaとDundasを起点に歩く
Chinatownは、Spadina AvenueとDundas Street Westの交差点周辺を中心に広がる、ダウンタウンでも歩きやすいエリアです。市場、ベーカリー、点心、麺料理、アジア系スーパーなどが近い距離にまとまっているので、昼食前後に行くと選択肢が多くなります。
歩き始めるなら、SpadinaとDundasの交差点を目印にすると分かりやすいです。通り沿いには食料品店やレストランが並び、短時間でも活気を感じられます。すぐ西にはKensington Market、東側にはAGO方面もあるため、Chinatownだけでなく周辺の街歩きとつなげやすいのも魅力です。
観光で訪れる人にも、留学・ワーホリで生活を始めた人にも使いやすいエリアです。外食だけでなく、調味料、野菜、冷凍食品、アジア系食材を見たい時にも立ち寄りやすい場所です。
Koreatown|Bloor Street Westで韓国料理とカフェを楽しむ
Koreatownは、Bloor Street WestのChristie StreetからBathurst Street周辺にかけて広がる韓国系コミュニティのエリアです。Christie駅またはBathurst駅から歩きやすく、地下鉄Line 2沿いでアクセスしやすいのが特徴です。
韓国料理店、カフェ、スイーツ、雑貨店、食料品店が集まっていて、学生や若い世代にも使いやすい雰囲気があります。ランチ、カフェ、夕食、夜遅めの食事まで選択肢があり、友人と集まる場所としても便利です。
近くに住む場合は、地下鉄の便利さと飲食店の多さが日常生活にも直結します。住むエリアを考えている人は、昼だけでなく夕方以降にも一度歩いてみると、通りの明るさや人通り、帰宅ルートの雰囲気を確認しやすくなります。

1日で回るなら、2エリアずつ分けるのが現実的
4つのエリアをすべて1日で回ることもできますが、初めてなら無理に詰め込まない方が楽しみやすいです。おすすめは、西側ルートと東側ルートに分けることです。
たとえば、昼にChinatownとKensington Marketを歩き、夕方にLittle Italyで食事をする流れは、移動が比較的スムーズです。別の日にKoreatownでランチをして、夜はGreektownでディナーにすると、Line 2沿いで動きやすくなります。
どうしても1日で見たい場合は、ChinatownとLittle Italyを先にまとめ、地下鉄や路面電車でKoreatownへ移動し、最後にGreektownへ向かう形が考えられます。ただし、食事の予定を入れすぎると慌ただしくなるため、「歩く時間」と「休む時間」を多めに見ておくのがおすすめです。
文化地区を歩く時のコツ
トロントの文化地区では、店名やエリア名だけで判断しすぎないことが大切です。Little Italyにイタリア料理以外の店があり、Greektownに多国籍料理が並び、Koreatownにも新しいカフェやサービス店が増えています。それはエリアが変わってしまったというより、トロントの街が今も動き続けているということです。
写真を撮るだけでなく、実際に買い物をしたり、店の人に一言あいさつしたり、地元の人が多い時間帯に食事をしてみると、街の見え方が変わります。観光地として消費するより、生活の通りに少しお邪魔する感覚で歩くと、トロントの多文化性をより自然に感じられます。
部屋探し前のエリア確認にも使える
ワーホリ、留学、長期滞在で住むエリアを考えている人にとっても、こうした街歩きは役に立ちます。交通の近さ、夜の雰囲気、スーパーや飲食店の価格帯、週末の混み方は、地図だけでは分かりにくいものです。
部屋探しでは、81 Torontoの掲載情報も参考にできます。気になる部屋がある場合は、掲載内容だけで決めず、内見、契約条件、支払い方法、周辺環境を自分でも確認しましょう。
関連して、トロントでの生活準備や部屋探しの流れは以下の記事も参考になります。
まとめ
トロントは「多文化都市」とよく言われますが、その言葉を実感できるのは、こうした日常の通りを歩いている時です。Little Italy、Greektown、Chinatown、Koreatownは、それぞれに歴史や食文化がありながら、今のトロントらしい変化も見えるエリアです。
まずは半日、食べたいものを一つ決めて出かけてみてください。通りを歩き、店を眺め、少し休んで、また歩く。それだけで、トロントの地図が少し立体的に見えてくるはずです。
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一般情報としての注意書き
この記事は、トロントでの街歩きや生活エリア確認のための一般的な情報です。店舗の営業時間、イベント、交通状況、エリア情報は変更されることがあります。出発前に公式サイト、TTC、各店舗の最新情報を確認してください。
部屋探しや契約に関する判断は、必ず自分でも内見、契約条件、支払い方法、相手の情報を確認したうえで行ってください。81 Torontoの掲載情報の正確性や契約の安全性を保証するものではありません。


