# トロントTTC・PRESTOの乗り方|空港から市内と初日の支払い方法

トロントに着いて最初に迷いやすいのが、空港から市内への移動と、TTCでの支払いです。
日本の交通系ICカードに慣れていると、「PRESTOを先に買うべき?」「クレジットカードでそのまま乗れる?」「空港バスは別料金?」と少し分かりにくく感じるかもしれません。
結論から言うと、到着初日にTTCを使うだけなら、クレジットカード、デビットカード、またはスマホのタッチ決済で乗るのが迷いにくい方法です。長く滞在する人や、GO Transit、UP Expressなど他の交通機関も使う人は、早めにPRESTOを用意しておくと動きやすくなります。
この記事では、トロント到着初日に「空港からどう動くか」「TTCで何をタップすればいいか」が分かるように、最初の生活導線に絞って整理します。
まず知っておきたいTTCとPRESTOの違い
TTCは、トロント市内を走る地下鉄、バス、ストリートカーの交通機関です。市内の移動は、ほとんどの場合このTTCで足ります。
PRESTOは、TTC、GO Transit、UP Expressなどで使える交通系の支払いシステムです。物理カードもありますが、スマホのウォレットに入れるデジタルPRESTOも使えます。

TTCでは、PRESTOだけでなく、対応しているクレジットカード、デビットカード、Apple PayやGoogle Payなどのタッチ決済でも大人運賃を支払えます。2026年7月時点で、TTCの大人通常運賃はPRESTOまたはタッチ決済で$3.30です。
初日に数回だけ乗るなら、無理にPRESTOカードを買わなくても移動できます。ただし、ユースやシニアなどの割引運賃を使う場合、または残高管理や利用履歴をまとめたい場合は、PRESTOを使う方が分かりやすいです。
空港から市内へ行く方法は大きく2つ
トロント・ピアソン空港から市内に向かう場合、初めての人がよく使うのは、UP ExpressとTTCの900 Airport Expressです。

速さを優先するならUP Expressです。ピアソン空港からUnion Stationまで約28分で、ダウンタウン中心部に向かう人には使いやすいルートです。2026年7月時点で、大人片道の通常運賃は$12.35、PRESTO利用時は$9.25と案内されています。
費用を抑えたいなら、TTCの900 Airport Expressが候補になります。ピアソン空港からKipling Stationまで行き、そこから地下鉄Line 2に乗り換えて市内へ向かいます。900 Airport ExpressはTTCの通常運賃で乗れるため、時間に余裕がある人には使いやすい選択肢です。
TTC公式では、900 Airport ExpressはKipling Stationとピアソン空港を結ぶ終日運行の空港バスとして案内されています。Kipling Stationから空港までの所要時間は、おおよそ20〜25分です。そこから地下鉄で目的地へ向かうため、実際の移動時間は宿泊先の場所によって変わります。
ダウンタウンに行くなら、どちらを選ぶ?
到着後すぐにUnion Station周辺、Financial District、Harbourfront、King Street、Queen Street方面へ向かうなら、UP Expressが分かりやすいです。荷物が多い日や、長時間フライト後で乗り換えを減らしたい日にも向いています。
一方で、宿泊先やホームステイ先がBloor-Danforth沿線、Etobicoke、Kipling周辺、または地下鉄Line 2で行きやすい場所なら、900 Airport Expressも現実的です。空港からKipling Stationまでバスで行き、そこから地下鉄に乗り換える流れになります。

気をつけたいのは、UP ExpressとTTCは同じ「PRESTOで払える交通機関」でも、運賃の扱いが同じではないことです。OntarioのOne Fare Programでは、TTCとGO Transitなどの乗り継ぎ割引がありますが、UP Expressは対象外と案内されています。
そのため、UP ExpressからTTCに乗り換える場合は、別途TTC運賃がかかる前提で考えておくと安心です。
TTCの乗り方:乗るときにタップするだけ
TTCでは、地下鉄駅に入るとき、バスやストリートカーに乗るときに、PRESTOリーダーへカードやスマホをタップします。

タップが通れば、その支払い方法に2時間の乗り換え時間がつきます。2時間以内であれば、TTC内の地下鉄、バス、ストリートカーを乗り継いでも、同じ支払い方法を使う限り追加で引かれません。
ここで大事なのは、毎回同じカード・同じスマホでタップすることです。
最初にApple Payのクレジットカードでタップしたなら、乗り換え先でも同じカードを選んでタップします。物理カードで払ったあとにスマホでタップすると、別の支払いとして扱われる可能性があります。
また、1枚のクレジットカードを2人で同時に使うことはできません。友人や家族と一緒に乗る場合は、それぞれ別のカードやスマホを用意しておく方がスムーズです。
初日の支払い方法はどれがいい?
初日に分かりやすいのは、タッチ決済対応のクレジットカードかデビットカードです。
空港からTTCに乗る場合も、地下鉄に乗る場合も、同じカードをリーダーにタップすれば乗れます。日本発行カードでも使えることがありますが、海外利用制限、為替手数料、デビットカードの取引手数料はカード会社側で変わります。出発前に海外利用設定を確認しておくと安心です。
数日以上トロントにいるなら、PRESTOを作っておくのも便利です。物理PRESTOカードは$4で、TTC駅の券売機、Shoppers Drug Mart、参加しているCustomer Service Outletなどで購入できます。13歳以上であれば、デジタルPRESTOをスマホのウォレットに無料で追加する方法もあります。
現金でも乗れますが、到着初日にはあまりおすすめしません。TTCの現金払いは基本的に正確な金額が必要で、PRESTOやタッチ決済のような2時間乗り換えとは扱いが異なります。現金で乗る場合は、紙のトランスファーを受け取って、支払い証明として持っておく必要があります。
PRESTOは最初にいくら入れればいい?
到着初日から数日だけなら、まずは$20前後を入れておくと動きやすいです。TTCを1日2〜3回使う日が続くと、すぐに残高が減ります。
UP ExpressやGO Transitも使う予定があるなら、もう少し多めに入れておくと改札前で慌てにくくなります。
注意したいのは、PRESTOカードの残高不足です。2026年3月以降、TTCではPRESTOカードに運賃をカバーできる十分な残高が必要になり、マイナス残高での乗車は受け付けられない扱いになっています。
出かける前にPRESTOアプリ、Webアカウント、券売機などで残高を見ておくと安心です。
TTCでよくある初日のつまずき
最初によくあるのが、同じスマホでも別のカードを選んでしまうケースです。行きはクレジットカード、帰りは別のカードでタップすると、2時間以内でも別運賃として扱われることがあります。
次に多いのが、ストリートカーで「降りるときもタップするの?」と迷うケースです。TTCのバスやストリートカーでは、基本的に乗るときにタップします。GO TransitやUP Expressのように、乗車駅と降車駅で運賃が変わる交通機関ではタップオフが必要になることがありますが、TTCだけの移動では考え方が違います。
もう一つは、支払い証明です。ストリートカーや一部区間では係員に支払いを確認されることがあります。クレジットカードやスマホで払った場合は、その支払いに使ったカードやデバイスが証明になります。
スマホで払う人は、途中で充電が切れないようにしておきましょう。モバイルバッテリーを機内持ち込みのバッグに入れておくと、到着初日も動きやすくなります。
初日のおすすめパターン
空港からダウンタウンへ急ぎたい人は、UP ExpressでUnion Stationへ向かい、その後TTCや徒歩で宿泊先へ移動するのが分かりやすいです。TTCだけで行くより費用は上がりますが、乗り換えが少なく、到着直後の負担を減らせます。
費用を抑えたい人は、TTCの900 Airport ExpressでKipling Stationへ行き、地下鉄Line 2に乗り換えるルートが使えます。時間はかかりますが、TTCの通常運賃で空港から市内へ入れるのが大きなメリットです。
長期滞在予定の人は、初日はタッチ決済で乗り、落ち着いたらPRESTOを作る流れでも問題ありません。到着直後にカード購入やアプリ設定で焦るより、まずは宿泊先まで無事に移動することを優先した方が動きやすいです。
最低限覚えておきたいこと
トロント到着初日は、次のことだけ覚えておけばかなり動きやすくなります。
- TTCは、地下鉄・バス・ストリートカーの市内交通
- 初日はクレジットカードやスマホのタッチ決済で乗れる
- 2時間以内のTTC乗り換えは、同じ支払い方法を使う
- 空港から速く市内へ行くならUP Express
- 費用を抑えるなら900 Airport Express+地下鉄
- PRESTOは長期滞在や他交通機関の利用が増える人に便利
- 現金払いは正確な金額が必要で、紙のトランスファーを忘れない
- スマホ決済を使うなら、充電切れに注意する
81 Torontoで次にできること
到着初日は、交通だけでなく、滞在先までの行き方、最寄り駅、買い出しできる場所も一緒に見ておくと動きやすくなります。
81 Torontoでは、トロント生活に関するガイドや掲示板、Directory情報を確認できます。交通の基本を押さえたら、次はSIM、銀行、部屋探し、生活用品の準備も少しずつ進めていきましょう。
部屋探しや掲示板の掲載情報を見るときは、エリア、最寄り駅、連絡方法、費用、支払い条件などを自分でも見比べながら進めてください。掲載情報の正確性や契約の安全性を81 Torontoが保証するものではないため、不安な点は相手に確認し、必要に応じて公式情報や専門家にも確認してください。
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公式確認が必要な情報
以下は変更されることがあるため、出発前や乗車前に公式情報を確認してください。
この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。TTC、PRESTO、UP Express、Pearson Airport、GO Transit、One Fare Programなどの運賃、支払い方法、乗り換え条件、運行情報は変更されることがあります。実際に利用する前に、必ず各交通機関の公式情報を確認してください。


